YORISOI米田家は洲本・子ども第三の居場所「みらいえ」を新たなキーとなる施設として令和6年2月にリニューアルオープンしました。

YORISOI米田家とは

「YORISOI米田家」は、子ども第三の居場所「みらいえ」、子ども・若者の居場所「子ども図書館」などが入る古民家です。地域創生と商店街やまちの活性化に使われます。

商家・米田邸について

明治42年築
敷地面積:265㎡
延べ床面積:267㎡

商店街に残る築100年を越える商家。
商店街の店舗はほとんどが、時代に合わせ、改築されていったが、これほどの大きさの商家がそのままのかたちで残されているのは珍しく、貴重な建物。
明治後期の淡路地域の典型的な町屋商家の形態を今に残している。
北は商店街に面し、主屋と坪庭を挟んで離れ座敷があり、渡り廊下で結ばれている。
奥には蔵がある。
この建物は、現在の所有者である米田文郎(よねだ ふみを)氏の祖父で、婿養子の文平(ぶんぺい)氏が明治42年に砂糖問屋として建築し、砂糖販売以外にも菓子卸業や小麦の販売も行っていた。
昭和3年には、淡路市仮屋の資産家で、石油大手の出光興産の設立に多大な資金を提供した、日田重太郎氏の次男・重助(じゅうすけ)氏を婿養子に迎えた。
日田重太郎氏も頻繁にこの家を訪れている。
(日田重太郎氏については、映画及び小説の「海賊とよばれた男」にも登場している)
重助氏の一子・文郎氏は薬学の道に進まれ、重助氏も昭和42年に他界し、後継者がなくなり米田砂糖問屋はその幕を閉じた。
現当主・文郎氏は、京都大学薬学部教授、同学部長を歴任し、平成5年に退官。
その後、製薬会社の創薬研究所長を務め、現在、京都大学名誉教授、製薬会社顧問名誉研究所長の立場にある。
米田家は代々この地域の発展に尽くしてきた家柄で、2018年4月、地域を支えるプラットフォーム・居場所として「YORISOI米田家」として改修され、運営をはじめた。
今後も、地域を支える「場」として、「米田邸」が活用されます。

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